山崎55年の魅力について
山崎55年は、サントリーが製造する日本の最高級ウイスキーで、日本国内外で非常に高い評価を受けている逸品です。
生産国 | 日本 |
生産者名 | サントリー山崎蒸溜所 |
容量/度数 | 700ml/46度 |
発売数量 | 100本限定(国内) |
販売価格(税別) | 3,000,000円 |
発売日 | 2020年6月30日(火) |
購入方法 | 抽選販売 |
・製造の歴史と背景は?
山崎55年は、サントリー創業者である鳥井信治郎が1950年代に仕込んだ原酒をもとに作られています。これらの原酒は、サントリーの初代マスターブレンダーである竹鶴政孝氏の技術を受け継ぎ、山崎蒸溜所で熟成されました。このウイスキーの仕込み樽は1960年に仕込まれたものが中心となっており、山崎55年という名称はその熟成年数に由来しています。
・限定販売と希少価値について
山崎55年はリリースされた本数が世界で200本(2020年に日本で100本、2021年に追加で海外で100本)のみであるため、限られた本数のため希少性が高く、コレクターや投資家にとって大きな魅力となっております。また、2021年には香港のオークションで1本が約6,200万円という価格で落札され高価格で取引されるなど、希少価値の高さから市場価値が非常に高くなっています。特にアジア圏の富裕層を中心に人気が高く、コレクターズアイテムとしての需要が高まっています。
また、日本版と海外版との大きな違いは、海外版ではミニボトルが付属しておらず、名前が彫られていない点となります。
・味わいについて
山崎55年は、長期熟成によって得られる複雑で深みのある味わいが特徴です。以下はその代表的なテイスティングノートです:
- ・香り:熟した果実、花のような甘い香りが広がり、時間と共にウッディーな香りが漂います。
- ・味わい:オーク樽によるバニラやスパイスの風味に加え、樽熟成特有のウッディーな味わいが強く感じられます。
- ・後味:非常に長い余韻があり、55年の熟成がもたらす豊かでまろやかな口当たりが最後まで続きます。
複雑で多層的な風味が特徴で、熟成によって得られるウッディーでまろやかな味わいと、長年の樽熟成から生まれる深い余韻が魅力です。香りも熟成が進んだことで豊かになり、フルーティーさ、オーク樽由来のバニラやスパイス感などが絶妙に混ざり合っています。この特別な味わいは、一般のウイスキーにはない贅沢なものとなります。
・ボトルデザイン
ボトルは、日本の伝統工芸を取り入れたデザインが施されています。手作りのガラスボトルに、日本の美意識を象徴する漆と金箔が使用されており、高級感あふれる仕上がりです。また、ボトルには「山崎 AGED 55 YRS」と刻まれており、伝統と格式を感じさせるデザインが特徴となります。
これはウイスキーだけでなく日本の美意識や職人技術をも表現しています。このような芸術的なデザインは、コレクションとしての価値も高め、国内外での人気につながっています。
・ 山崎55年が象徴するもの
山崎55年は、日本のウイスキー業界における技術力と熟成の芸術の象徴です。日本のウイスキーは世界的に認知度が高まり、その中でも「山崎」というブランドは、サントリーのウイスキーづくりの伝統と革新の象徴とされています。山崎55年は、サントリーが培ってきた技術と伝統を世界に示す逸品であり、現在もその価値が高く評価されています。
山崎55年は、その特異な熟成年数、手間暇かけて作られた品質、そして限られた本数のために、まさに日本ウイスキーの至宝といえる存在です。